☆ 豆知識 ☆
京都大学・東京大学・神戸大学などの研究チームが発表!
『ピロリ菌の病原たんぱくが血液を介して全身へ』
胃潰瘍や胃がんの原因となるヘリコバクター・ピロリ菌(H.pylori)の病原たんぱく質(CagA)が、血液により全身へ移行することが明らかとなりました。
ピロリ菌の関与が疑われる心疾患・血液疾患・神経疾患など、胃以外の疾患についても除菌が有効であると示唆されます。
出典: Exosomes as nanocarriers for systemic delivery of the Helicobacter pylori virulence factor CagA
ピロリ菌検査キット 【1箱3回分】
ピロリ菌検査キット(Strong Step)は、ヘリコバクター・ピロリの早期発見を目的とした検査キットです。免疫測定法(便中 H. pylori 抗原測定法)を用い、視覚的に結果を確認することができるため、ヘリコバクター・ピロリの診断補助として用いられます。
ヘリコバクター・ピロリは、胃粘膜に感染するらせん状のグラム陰性菌です。ヘリコバクター・ピロリは、非潰瘍性消化不良といった胃腸管疾患、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性胃炎などを引き起こし、胃がんのリスクを増加させます。
ヘリコバクター・ピロリ感染診断法には、保険適用となっているものが6つあり、尿素呼気試験が最も信頼度が高いとされています。ピロリ菌検査キット(Strong Step)は、便中抗原測定であり、尿素呼気試験と同等の信頼性が高い検査法です。
現在、プロトンポンプ阻害薬(PPI)を服用している方は、偽陰性(本来は陽性であるにもかかわらず、検査結果が陰性になること)を防ぐために2週間の休薬後に検査を行ってください。また、ヘリコバクター・ピロリ除菌の成功可否を判断するには、除菌治療薬中止後4週以降に検査を行ってください。これは除菌判定前にプロトンポンプ阻害薬(PPI)を使用していると、偽陰性(本来は陽性であるにもかかわらず、検査結果が陰性になること)になることがあるためです。
ピロリ菌検査キット(Strong Step)のC線、T線の両方に色の付いた線が出た場合は、陽性です。ヘリコバクター・ピロリの除菌をご検討ください。検体(大便)に含まれる特定物質の濃度により、色の濃さ(T線)が異なる場合があります。しかしながら、物質の濃度はこのテストで測定することはできません。
検体(大便)の量が少なかったり、間違った使用手順、期限切れの検査キットでテストを行うことは、テストの失敗を招く原因となりますのでご注意ください。
このテストは、in vitro(イン・ビトロ)診断の用途に限って有効です。
有効期限が過ぎたものは使用しないでください。包装が破損している場合は、検査キットを使用しないでください。また、検査キットは再使用しないでください。
テストを行う前に、使用手順をよく読んで確認してください。
検査物や検査キットが取り扱われる場所で、タバコを吸ったり、飲食をしないでください。すべての検査物は、テスト結果が陰性だとしても感染症の媒体物であることを前提として取り扱ってください。使用後は適切な方法で処分してください。
テスト中は、検査キットを水平な台の上に保ってください。途中で動かすとテストが失敗する原因となります。
検査キットは、2~30℃の凍らない場所に保管してください。有効期限は袋に記載されています。
雑菌の混入を防ぐため、検査キットは使用時まで開封しないでください。